100年に1度の不景気ですかぁ〜!


「不景気。不景気。って言うけど本当に不景気なのぉ?流れで言っているだけじゃないの?」
 バブル崩壊して数年後に職務質問してきた警察官の職務質問の一つだ。深夜時間に自転車で帰宅途中に、警察官につかまり、自転車を盗難車かどうか調べている間に質問された。
 実を言うと当時自分は不景気を全く感じていたなかった。なぜならバブル入社でありながらバブルの恩恵を預かることなく、バブルは崩壊したからだ。入社後に給料のベースアップは一度もされた事がない。しかし、あとになって就職活動に自分がまったく困っていなかった事自体がバブルの恵みだと知る。そして自分はそのバブルのおかげで一部上場企業に入社できたことも分からずに会社を辞め、不景気のどん底の中で就職活動に苦しんだ。
 さて、去年くらいまでは
「好景気。好景気。って言うけど本当に好景気なぉ?流れで言っているだけじゃないの?」
と言えるくらい実感のわかない好景気だった。そしてその好景気が崩壊してはじめて好景気だったのだと感じた。
 70人に満たない中小企業なのに7人がリストラ。ボーナス0.7ヶ月。そして7人がインフルエンザにかかった。年末は毎年死ぬほど忙しいかったのが、去年の年末は全然余裕。2、3ヶ月先の仕事が見えないで、1ヶ月先くらいだけ仕事がある状況がここ1年ほど続いている。


 そんな暗い話題を言ったってどうしようもない。100年に1度の不景気なのに、どうにか自分は仕事にありついているのだし、先を見据えて勉強を再開しようと思う。
 再開ってことはつまり電検3種試験を全くやってなかったんだけど、なんかやらないといけない気がしてきたよ。不景気の場合ってこういった資格取得の人気が出るけど、電検3種の場合は試験は合格者がたくさん出るのか、レベルが高くなって合格が難しくなるのかが心配になってきた。

とりあえず昨日超凡思考を買ったのでこれを読んでやる気を呼び覚まそうと思う。(マニュアル人間)
それと今週の日曜日つきじ植村でしゃぶしゃぶ食べて景気づけだ!(バブル世代)


関連リンク
電検3種はじめました

シリアル通信は楽しい

>RS-232Cケーブル>RS-232Cケーブル

 自分は制御をソフト作成するより通信処理を作成をする方が好きだ。通信処理の場合は実機を借りれ社内で納得行くまでソフト作成できる。しかし制御となると顧客の仕様通り作ったとしても結局は現場の実機に合わせねば意味がないので通信処理に比べると2度手間になりやすい。
 しかし実機を借りれずに現場勝負となった場合は、通信の方が逆に苦しい立場に追い込まれる。というのも社内で一週間繋がらない経験もあり、どこに落とし穴があるか分からないのが通信制御である。アホな話だとEthernetであればIPアドレスを間違えていて2,3時間無駄にした事もある。まぁ夜中にやっていたのでこんな事になるのだが、その時は夜中の3時頃に同僚が帰るというので少し笑い話をして、同僚がいなくなった後に最初からやろうとケーブルの配線から初めて3分後にはIPアドレスに辿りつき通信がつながった。
 話がそれた。
 実を言うと、ここ一ヶ月の内にシリアル通信の案件が立て込んであったのだが、全て実機を借りれずに現場勝負となり嵌りに嵌った。
 シリアル通信が標準的でなければ嵌るのだ。


 はじめてシリアル通信を行ったのは、たぶん1995年前後だったと思う。ラダーは2,3年やっていて大体マスターした頃だったはず。通信制御のちょっとしたソフトのフロー制御を組み替えるだけなので、改造前と改造後のフローの仕様書があって、改造前のソフトがあったので見よう見真似でなんとなくできてしまった。その時にACKとかNCKの存在を知ったと思う。


 2度目のシリアル通信では、参考プログラムが一応あった。ただ参考プログラムを解読していくうち、参考プログラムが受け側つまりは従属側のプログラムで、これから作るのは制御側であることに気づく。ここまでに1週間かかっていた。従属側は言われた通りに動けばいいだけだが、制御側は支持をしてあげなければならない。ここの違いは以外に大きい。社内にシリアル通信に詳しい人はいなく(後になって考えると詳しく無いが経験者はいたのだが)。通信制御の本を片っ端から探し読み始めた。会社にある本や本屋、図書館に行って立ち読みなどしただろうか。今、考えてみると高校の時に学んだ情報通信がなければ、本を探すのにもっと苦労はしていたと思う。
 これで、シリアル通信処理はマスタしたと思っていた。
 今、あなたがPLCでシリアル通信を行う事になり、何から始めていいのか分からないのならPanasonic(旧松下)のシリアル通信ユニットの取扱ダウンロードをお勧めする。無料会員登録してからダウンロードが必要だ。取説が他のPLC会社より量、質と共に少ない分、読む箇所は限られておりあっという間に概要がつかめるだろう。何よりなぜだから分からないがパナソニックは他の会社では省略するようなシリアル通信についての説明がしっかりしていたりするのだ。


 さて、ここ数ヶ月の間に嵌ったのはシリアル通信のピン配列だ。同じ会社のPLCを新機種に置き換えただけだったが、なぜかピン配列が変わっていた。ピン配列が古い機種は独自にピン配列で、新しい機種はよく見るピン配列になっていたのだ。
 ピン配列の違いで嵌ることは以外に多いが今回はハード面は自分が担当でなかった為に疑うのはかなり後になり時間がかかってしまった。原因が分かった瞬間は体がすっと抜けた。普段は通信がつながると高揚感みたいなものを感じるのだけど。

元祖ラダーマン

先にラダーマンを名乗られている方がいました。
gomitameman(ごみ溜めマン?)さんという名でラダーマンbrogをやられています。

ふと、Googleケンサクをしていて、もう一人のラダーマンを発見しました。

いや、ラダーマンと名乗っている方は、相当数おられるわけですが、PLC/シーケンサ関連でラダーマンと名乗る方は、なかなかおられないわけです。
http://ladderman.blogspot.com/2008/04/blog-post_2893.html

実はこのgomitamemanさんのサイトは自サイトを開いてまもなくGoogleで「ラダーマン」で検索して気づいていました。(今回の書き込み記事じだいもひさしぶりにググッて気づいた訳ですが)
結構前からやられている・・・まぁいっか。てな感じであまり気にしていなかったのです。
が、本人からリンク付で指摘されてしまうとドキっとする訳で、「うちが元祖だ名前を取り消せ!」と言われれば簡単に取り消します(従順)。サイトアドレス変えるの大変なので「ladderman(ラッドダーマン)」とでも名乗ろうかなと。ということで遅くなりましたがよろしくです。

(蛇足)
PLCは"プログラマブル・ロジック・コントローラ"の略です、ちなみに^^;
http://ladderman.blogspot.com/2008/04/blog-post_2893.html

ちなみにPLCの略については「プログラマブル・ロジック・コントローラ」で正解だと思いますが、それだとサイト名が長すぎます。キーエンスとか富士電機とかもこう呼でるんでどっちでもありとの認識です。とか言いながら実際はそう言われて今気づきました。

ちなみにラダーマンblogさんの記事あったPLCシェアですが

2005年のシェアの3位までだけチラ見せしておきます。

企業名 シェア(%)
小数点以下切捨て
三菱電機 44
オムロン 27
富士電機機器制御 5

なお、シェアは金額ベースです。

http://ladderman.blogspot.com/2008/08/plc.html

順位は予想通りですが富士のシェアの高さと三菱の低さには驚きました。
僕が前に聞いた時は三菱のシェアは60%を超えていたはず。
そして富士電機は話題にもならない数字だった。

少なくとも自分の周りは3年前より富士電機PLCの案件は増えつつあり、IEC言語準拠のおかげで富士電機PLCもシェアが上がっているかも。まぁ三菱電機がIEC言語に本気になりつつあるので今後どうなるか分からないですが、全ての機種の間で相互置換ができる時代は10年経ってもまだこない気がします。

初心者向けな本(改定)

家の近くに本屋なんだけどすごい専門書の品揃えが良い。シーケンス制御の本だけで20冊近くあった。せっかくだからどれが初心者に優しいかを眺めてみた。
1番のお勧めはこの本。
三菱PLCとオムロンPLCをやるなら絶対これがいい。

ゼロからはじめるシーケンスプログラム


ゼロからはじめるシーケンスプログラム

まず思ったのは古い本は時代遅れになってしまうなということ。役立たなくなってる。
その点この本はまだ新しい。それと本当に初心者をターゲットにしているため、三菱PLCであればのGXdeveloper(PLCソフトの作成ツール)をオムロンならCXProgramerの起動画面を交えて教えていたり、シリアル通信の作成方法やCC-LINKの作成方法などまで記述されている。最初の壁を難なく超えさせてくれる感じだ。この壁を超えるのが面倒なんだよなって所を教えてくれてる感じである。

PLCでよくされる質問

これぐらいはパッと答えたい所だ。

  • バッテリーの寿命
  • スキャンタイム
  • プログラム容量
  • プログラムの追加・変更だけど簡単?難しい?
  • 電源落としても大丈夫?
  • PLCを止めても大丈夫?
  • シリアル通信、ERTHENETって大変なの?

意外に知られていないMELSENETの設定

三菱のPLC間ネットワークのMELSECNETだけど、誰もが昔から使っており設定の方法なんかは当たり前のように誰もが分かっているのかと思うとそうでもない事が多い。何も設定しないと勝手にやってくれる場合などは知らないのだ。
 ネットワークのアドレスをLW0000やLB0000とすると、Lをわざわざ消してチェックバックされる人がいる。LWやLBというアドレスを知らないか、常にLW0=W0、LB0=B0と思っているのだ。デフォルトではそうだが、その設定は可変である。M0=LB0とかD0=LW0もできる。
 1台のCPUにMELSECNETユニットを2台繋げればデフォルトがそもそも変わる。だから、MELSECNETユニットを2台繋げたことが無い同業他社が以外に多いのだと気づく。
 あと、最近だとMELSECNET拡張を知らない人も多い。出てきてもう2,3年は経つと思うのだが。
 ちなみに、同軸から光にユニットが変わってソフトの内容は変わらない(これもよく変える必要があると思っている人が多い)。